1-なぜ今、機能改善トレーニング Conditioning(コンディショニング)が必要なのか?

 私たちのカラダは使わない機能は徐々に失われていく性質があるのをご存じでしょうか?

 この性質ゆえに、私たちのカラダは動かさないと次第に動かせなくなってしまうのです。

 現代社会生活はどこに行くにも車・電車・エレベーターなどがあり大変便利です。買い物もボタン一つで欲しい商品が家に届きます。

便利であるがゆえに、日常生活でカラダを動かす機会が少なくなっていませんか?

 そして現代社会生活の特徴としてはやることがいろいろとあり、忙しいということもあげられると思います。

多くの方は日々、自律神経の交感神経が優位な状況(緊張状態)で日中のみならず夜寝るまで過ごされているのではないでしょうか?(=自律神経のバランスの乱れ

 PCやスマホの普及で姿勢が乱れやすいことも特徴のひとつとして挙げることが出来ると思います。

 このカラダを動かす機会が少ない・座りっぱなし・自律神経のバランスの乱れ・姿勢が乱れやすい状況はカラダの健康にとって非常に害悪です。

人間のカラダには環境に適応する性質もあるので、カラダを動かす機会が少ない生活環境で生きるということは、カラダの体力・筋力・筋肉量・関節可動域などカラダのさまざまな機能が徐々に失われ低下してしまうことを意味します。

 これらに加え、人間の体年齢は個人差はあるものの25歳くらいをピークに年々衰えていくと言われています。

つまり、特に30歳以降からは積極的な対策をしていかないと筋肉量は年々少しずつ減少の一途をたどることになります。

 私たちのカラダは動かさないと次第に動かせなくなっていきますし、途中で壊れたからといって取り換えが出来ないので、日々を痛みなく快適に過ごし、豊かでより良い健康長寿の人生を歩むためには、そのような社会生活環境からカラダの健康を積極的に守り、カラダを大切にケアしてより良い状態にしていくコンディショニングが必要であると考えてます。

2-『Physical Conditioning 』とは?

スポーツ医科学に基づいた「カラダを整える」ための運動療法。
身体の機能改善トレーニングであり、ケガをしない身体づくりを目的としたトレーニングのことをいいます。

※ 言葉の定義

Condition (コンディション)とは、今の状態のこと。

Conditioning(コンディショニング)とは、今の状態をより良い状態にしていくこと。
なので、Physical Conditioningとは、機能改善トレーニングで今のカラダの調子をより良い状態にしていくことを意味します。

3-カラダの機能改善ステップ

では、どうすれば関節の機能不全、肩凝り、腰の痛み、膝の痛み、姿勢不良、体力低下など生活する上での嫌な不調や悩みを改善できるのかというと、

-ヒアリングでお悩みとご希望をお話しいただき目標を定め、関節の機能評価で現在のお身体の状態を確認する。

-見つかった関節の機能不全を解消すべく、関節可動域を適正域まで動かしコントロールできるようにエクササイズをする。

-体幹の安定と四肢(手足)の連動の練習をする。

-バランス能力を向上させるトレーニングをする(歩いたり走る際、人間は一時的に片足動作になるのでバランス能力はとても大切な要素です)。

ー立位(立った状態)にて、重さや速さが加わっても、適切な可動域内で動作を適切にコントロールできるように練習する。
(人間の日常生活やスポーツ時の動作は重力の影響下で主に立った状態にて行われるためです)

この5つのステップを踏み、動作の質を改善し高め、動作パターンを増やしていくことで、カラダの痛みや不調が改善されて、筋力・体力が向上し、怪我を予防し、スポーツパフォーマンス向上にも繋げることが出来ます。

そして最も大切なことは、カラダの調子をより良い状態にするコンディショニングトレーニングを日々の習慣にすることです。

なぜなら、トレーニングの原理原則の1つに「可逆性の原理(トレーニングをして体力や筋力などが向上しカラダの機能が改善しても、トレーニングをやらなくなるとまた元に戻ってしまうこと。トレーニング効果には永続性がないということ)」があるからです。

「①~④の整えるステップ」である「横隔膜を適切に使った呼吸・姿勢の改善・関節機能と可動域の適正化・体幹の安定と四肢の連動・バランス能力の向上」。

この「整えるステップ」を飛ばして、次の「⑤鍛えるステップ」(いわゆる世間一般でイメージするところの筋トレ)にいきなり行かれていませんか?
後は、マッサージを受けたり、ストレッチングをして柔軟性だけを向上(可動域を広げるだけ)させて終わりの方も多いのではないでしょうか?

ダメだとは言いませんが、コンディショニングトレーナーとしてはおススメしません。

理由を数点挙げると、

・マッサージなどを受けて柔らかくなってもその効果は一時的だから。

・ストレッチなどをやり可動域が出でも、最終的に立った状態にて新たに獲得した可動域内で動作を適切にコントロールできないと根本からのカラダの不調改善につながらないため。

・姿勢が悪ければカラダはうまく動かせないため。

・関節が適切に機能し動かせなければ安全かつ効果的なトレーニングはできないため。

・横隔膜を適切に使った呼吸ができなければ、動作時に腹圧を高め体幹部を安定させて動作ができないため。
(=筋力・筋肉量を増やすための高重量を扱うトレーニングに移行できない。仮に無理に移行し腹圧を高められない状態でバーベルを担いだバックスクワットなどをやると腰を痛めるリスクが高いです)

ということが挙げられます。

トレーニングも基礎・土台がしっかりしていてこそ高く安定させて積み上げていくことが出来ます。

トップアスリートであろうと、トレーニングやスポーツをしない人であろうと、皆ほぼ同じカラダの特性と構造なので全ての人に通じます。

※詳しい理由が知りたい方は下記の解説動画集①~⑫をぜひご覧ください。

「トレーニングの基本」完全解説動画集リンク

B-Conditioning by Power of Bali – YouTube

トレーニングの流れは⑥でご覧いただけます。

①~⑫の順番でご覧いただくことで、トレーニングの大切な基本的なこと(原理原則)がわかるようにつくってあります。

4-コンディショニングを日々の習慣にすることでどうなったか?

 私自身は、R-body project社のコンディショニングトレーナー養成講座を受講し※IMAトレーニング理論(単関節の機能情報に基づく全身統合動作アプローチ)に基づくコンディショニングトレーニングと出会い日々実践するようになる前は、カラダの機能や動作ではなく、カラダの筋力や筋肉の大きさにばかり着目していました。

なので知らず知らずカラダの機能に問題を抱えたままトレーニングを行っていました。トレーニング知識やトレーナー資格を有し、フィットネスジムでのジムインストラクターとしての勤務経験があったにもかかわらずです。

具体的には、腰が反り気味で、特に股関節を内側にひねる動き(内旋動作)と胸部を反らす動き(胸椎の伸展)に問題がありました。

 R-body project社がトレーナー向けに提供するコンディショニングトレーナー養成講座に通い、その後のテストに合格しRーconditioning coach資格を取得し、R-bodyの上級コーチによるパーソナルセッションを数回受け問題箇所を見つけて動作修正をしてもらい、処方してもらったトレーニングプログラムを徐々に発展させながら、1年以上日々の習慣としてコンディショニングを実践しカラダの機能と動作改善のトレーニングを継続しています。

その結果カラダを機能的で適切に動かすことができるようになり、今では問題箇所のみならず関節機能が改善されて、右の股関節にあった慢性的な痛みもなくなりました。

トレーニングを重ねていく過程で判明し驚いたこととして、お尻周りの筋肉が全然使えていなかったことがありました(特に痛みがあった右側)。

恐らく股関節周りの筋肉や関節の機能低下と、右の股関節に痛みがあったこと、それと適切な使い方を知らなかったことが原因と思われます。

もちろん今でもPC作業など長時間同一姿勢で作業を行うと血流が悪くなるので、肩が凝ったり背中や腰が張り重だるくなったり足がしびれたりします。ですが、なるべく1時間に1回ほどは負担が特にかかりやすい肩周辺と股関節周りのコンディショニングトレーニングをすることで血流が改善され、以前に比べとても楽になりました。

 自分のカラダに生じた具体的に感じれる変化としては以下があります。

柔軟性の向上、関節可動域の適正化、関節機能の適正化、姿勢改善、横隔膜を大きく使った呼吸習得による精神の安定と眠りの質の改善、体幹部が安定し強くなった、背骨の動きが出るようになった、肩甲骨と頭のポジションと動きがよくなり首や肩周りの凝りや張りが改善された、バランス能力が向上した、動作の質が向上しスポーツ(サーフィン・ゴルフ)をする際カラダを動かしやすくなったなどがあります。

※IMAトレーニングとは?

 運動療法の1つのアプローチにIMA理論(Integrated movement approach)というのがあります。
専門的に言うと、「単関節の機能情報に基づく統合動作トレーニング指導」です。

 人間の身体は立体的にできていて日常動作やスポーツ動作はほとんどが立った状態で、かつ重力がうかかった状態で全身が連動して行われています。

 日常動作やスポーツ動作時に適切な関節可動域内で動作を正しく統合して機能させてあげられれば、日常生活においては肩こりや腰痛など身体の痛みを防ぎ快適に生活ができ、スポーツにおいてはケガをしにくい身体をつくることができ、高いパフォーマンス発揮につながります

5-コンディショニングについての私の考え

 私は日々を快適に健やかに過ごすためにコンディショニングを日常生活の習慣として実践し、なるべく最後まで自分の足で立って歩き、健康長寿の人生にしたいと思っています。

それと同時に、病気や怪我を未然に防ぐ努力をし、病院や介護施設にかかる時間やお金や労力を出来る限り少なくしたいと思っています。

カラダは途中で取り換えがきかないので、予防医学としてのコンディショニングを学び実践した方が長い人生スパンで考えた際、圧倒的に医療介護費を抑えることができ、健康に過ごせる年数が増えてその時間を仮に働く時間に回せば収入を上げることも出来ると考えてます。

収入を増やすこともいいですが、何よりその増えた快適に健やかに過ごせる時間を自分の好きなこと、楽しいことに使えば人生の満足度を上げることができるのではないかとも考えています。

 日々の習慣としてコンディショニングをすることで、人生という限られた時間の中で痛みや不調が少なくなり、明るく元気に過ごせる時間が増えるとしたら、それは素晴らしいことではないでしょうか?!

 

「One life , One Body」

一生に一度の人生、一生に一つのカラダ。

人生は正直しんどいことも多い。

だからこそ少しでも楽したいし、病気や怪我や痛みの少ない人生の方がいいはずだ。

どうせ生きるならなるべく笑って楽しく生きたい。

快適で健やかな日々が多ければ、その積み重ねの人生はきっと豊かになるはずだ。

自分が思っている以上に人間は弱くないし、強くもなれる。

日々のカラダのメンテナンス術であるコンディショニングはより良い人生・豊かな人生を目指し、自分に挑戦して生きるあなたを支える力強い味方になるはずだ

さぁ、予防医学としてのコンディショニングを日々の習慣へ!!